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芸術の秋!奈良市内のおすすめ展覧会

こんにちは!奈良市の写真館 スタジオオレンジの寺口です。
少しずつ肌寒くなり、木々が色づき…ここ数日で、一気に秋が深まってきましたね〜。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋、いろいろありますが、みなさまはどんな風にお過ごしでしょうか?
今回、食欲の秋!!を書こうかなと思っていたのですが…食べることが何よりも幸福な寺口が食べ物について書こうとすると、きりがなくて(汗)
代わりに、芸術の秋!今秋、奈良市内の美術館はこんな感じ!と、今回はご紹介していきたいと思います〜。
まずは奈良県立美術館で開催中の浮世絵版画 美の大世界展。

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こちらの展覧会、浮世絵に興味がない方でもおすすめなんです!
浮世絵で生活を描く、美人を描く、自然を描く 、生き物を描く…など、さまざまな浮世絵を一堂に見る事ができ。
当時の世相や、人々の生活ぶり、何に美を感じ何を面白いと感じていたのかがわかって、めっちゃくちゃ面白いんですよ。
また、構図の解説もあり、近像拡大構図 、俯瞰構図、西洋の透視図法…などなど、浮世絵はフォトグラファーにとっても勉強になることばかり。ゴッホが歌川広重や渓斎英泉の浮世絵を模写したと聞けば、その凄さが伝わるんじゃないでしょうか。
ちなみに天王寺のあべのハルカス美術館でも、提携して浮世絵の展覧会をやってますので、合わせて観に行くのもいいかもしれませんね〜。

もう一つは入江泰吉記念奈良市写真美術館。
今秋開催中の展覧会は、文楽・仏像・四季折々の奈良大和路、晩年の作品まで、入江泰吉の一生の仕事を展示。あっ、これ見た事ある!という作品がいくつもあって、面白いですよ。
モノクロフィルムからカラーネガに切り替わっていく時代。「カラー写真は確かに美しいが、情感がない」と、モノクロからカラーに移行するまで十年もかけたそうなんです。その歳月を経て撮られた作品を見ると、ほんとうに圧巻!の一言です。
ちなみにこちらの美術館は、寺口の故郷・和歌山にある和歌山県立近代美術館を設計した黒川紀章氏のデザインでして、故郷に戻ったような、懐かしい気分にさせてくれます…!
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最後、アートとは少し異なりますが、入江泰吉写真美術館の帰りにはぜひ、志賀直哉旧邸に寄ってみて下さい!
ちなみに寺口は奈良に来るまで、志賀直哉のことは全然知りませんでした(汗)が、たまたま寄ったらとっても素敵な空間でして、以来何度も訪れています。
静かで、風通しが良くて、光に溢れて。考え事をするとき、ホッと一息するのにもおすすめです。
写真撮影もOKですので、カメラを持ってぶらりといかがでしょうか?

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素敵な展覧会、写真展があったらぜひ教えて下さいね!!次は愛知の美術館にどうにかして日帰りで行きたい!と思っているスタジオオレンジの寺口でした。