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終活写真のイメージ

こんにちは、奈良市のフォトスジオ、スタジオオレンジスタッフの西平です!

6月になって梅雨の時期がやってきましたね。
じめじめして洗濯物も乾かないこの時期は好きではないのですが、
子供の頃はお気に入りの傘と長靴を履いて、ルンルンで外に出掛けていたなぁとふと思い出しました。
大人になると忘れてしまいがちですが、子供の頃は楽しみが多かったんですよねぇ。
今からでも何でも楽しみたい!
気の持ちようできっと変わるはず!
という訳で、新しい傘を買ってみました。
割と単純ですが、こんなことでも少し気分が明るくなります◎

 

さて、今回のテーマですが、ズバリ”終活”です!
当店では終活写真の撮影をしておりますが、
終活写真と聞くと、「つまり遺影撮影でしょ?」とおっしゃるお客様もいらっしゃいます。

そういった面ももちろんありますが、
毎年撮影して頂く事で、ちょっとでも若くいようと思える事って素敵ではありませんか?
先程の傘の話もそうですが、ちっちゃいきっかけ1つで心の持ちようって大きく変わると思います。
心の持ちようは体にも影響してきます。
毎年綺麗な写真に残してもらおう!元気でいよう!という気持ちでいると、
本当に元気で過ごせるのではないでしょうか。

ここまでお話しておいてなんなのですが、実は今回私がお話したいのは、遺影撮影という面なのです。
やはり皆さん「親にこういう話を勧めるのはな…」とおっしゃります。
実際私もいざ話すとなると、ためらいがあると思いますし、
この話題をここでお話するのも、とても悩みました。

でも、ご遺影の相談ってとても大事だと思うんです。
だってその方の人生の最後を飾るお写真なんですもの。

私は学生時代、デジタルプリント店で受付のアルバイトをしていました。
写真撮影は証明写真くらいで、あとはフィルムの現像や、スマホの写真をプリントすることがほとんどでしたが、
ご遺影の相談も多々ありました。

皆さん口を揃えて「親が急に亡くなったから、この写真でどうにか出来ないか」とお写真をお持ち下さるんです。
そのお写真は30人近くいる集合写真だったり、病院で撮った弱々しいお姿だったり、真正面からじゃなかったり…
集合写真はご遺影のサイズに拡大すると画質が大変荒くなるので、
「お作りすることは出来るんですけど…」とお伝えしますが
「最近の写真がこれしかないから、もうこれでいいです」と…

残念ながらこういったお話は一件や二件ではないんです。
バイト先の店長とお客様が相談しているのを横で聞きながら
「なんて悲しい最期の写真なんだろう…」と思ってしまいました。

それと同時に、自分の祖父母の写真は一体どれだけあるのだろうと考えました。
祖父は、とんでもない恥ずかしがりやで、恥ずかしいからオシャレなお店で外食はしたくないという程。
写真を遡っていると、祖父の誕生日祝いの写真が出てきましたが、変顔の写真でした。
そんなに恥ずかしがり屋なのに、なんで変顔はいいの、おじいちゃん…笑

少し話がそれましたが、私はそういった経験から、
自分の大事な家族の最期の写真を「これしかないから…」で選んで欲しくないという強い思いがあるのです。

いずれ来る日を、幸せに送り出してあげたい。
その気持ちを、ぜひご本人にも伝えて上げて頂けたらと思います。
少し言いづらいかもしれませんが、
そのお手伝いを私たちもご一緒にさせてください。

もちろん、ご自身の元気な姿を残しておきたいというご相談も大歓迎です。
終活だと重く考えず、お気軽にご相談くださいね。

私もせっかくフォトスタジオで働いているので、祖父母の写真を残していきたいと思います◎

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終活 エンディングノート 遺影撮影